ボクシング日本スーパーバンタム級1位古橋岳也(33=川崎新田)が、J1王者の川崎フロンターレのマスコット、ふろん太くんの応援を胸に日本王座奪取を狙う。

22日、東京・後楽園ホールで、同級王者久我勇作(30=ワタナベ)に挑戦する。21日には都内で前日計量に臨み、両者ともリミット55・3キロでクリア。約4年4カ月ぶり3度目の日本王座挑戦となる古橋には応援団長としてふろん太くんが駆けつける。

古橋は「めちゃくちゃありがたい。久我選手と試合をする、そこにチャンピオンベルトが懸かるという感じ」とキッパリ。「三度目の正直」で悲願の王座奪取を目指す。

昨年12月、等々力陸上競技場で開かれた川崎フロンターレMF中村憲剛の引退セレモニーにもファンの1人として駆けつけた。サッカー、バスケットボールのプロスポーツを中心に盛り上がる川崎市で、川崎生まれ、川崎育ち、川崎ジム所属として初めてのボクシング王者誕生を期待されている。

古橋は「久我選手は好戦的。1番の魅力はパンチ力だと思う。自分も打ち合いが好き。お互いに得意な試合展開になる」と打ち合いを制する自信もみせていた。