プロボクシングの2020年度年間表彰選手が28日に発表され、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が3年連続4度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。昨年10月のジェーソン・モロニー(30=オーストラリア)戦の7回KO撃破もKO賞に選ばれ、2冠に輝いた。また、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)は技能賞、昨年大みそかの田中恒成(25=畑中)戦が年間最高試合に選出された。

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WBO世界フライ級王者中谷潤人が殊勲賞を初受賞した。コロナ禍で延期を重ねながら、20年11月に実現した同王座決定戦でマグラモ(フィリピン)を8回KO撃破し、19年の新鋭賞から一気にジャンプアップ。所属ジムを通じ「殊勲賞を頂きうれしく思います。さらに飛躍できるよう、これからも目標に向けて頑張ってまいります」と意欲を示した。