王者長井香織(31=真正)が初防衛に成功した。

同級5位樽井捺月(29=山木)を2-0判定で下した。長井は6勝(2KO)3分け2敗、樽井は4勝2分け7敗となった。

「本当に緊張した試合。今までで一番緊張しました」と振り返る通り、相手の動きに合わせるだけの展開が続いた。「4回から硬さがとれた」と何とか形を作るが、小差の際どい判定勝利だった。

王者本人が最も分かっている。「今日のボクシングじゃ上にはいけない。もっと練習していずれは東洋(太平洋)、世界をとれるよう頑張りたい」と逆に刺激を受けた。