ボクシングの元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(32=帝拳)が6月26日、米ネバダ州ラスベガスで、元3団体統一同級王者のワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)と対戦すると24日(日本時間25日)、米メディアが報じた。同日の中継局となるESPNの中継の中でラスベガスのヴァージン・ホテルズで開催されると伝えた。

中谷は昨年12月、米ラスベガスのMGMグランドで世界ランカーのフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に2度ダウンを許しながらも、逆転で9回に2度ダウンを奪い返してTKO勝ち。ライト級世界トップ戦線に名乗りをあげた。19年7月にロペスに敗れたのが唯一の黒星となる。

ロマチェンコは昨年10月、テオフィモ・ロペス(米国)との統一戦に敗れて王座陥落。右肩の手術を受け、中谷戦が再起戦となる。米老舗ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した強さ)ランキングで1位に君臨し「ハイテク」と呼ばれていた世界最速の3階級制覇王者となる。