16日のPPV大会でのロウ女子王座戦で敗れたアスカ(39)が、ドヤ顔で勝ち誇った。

王者リア・リプリー(24)、シャーロット・フレアー(35)との3WAY形式王座戦でリプリーにフォール負けしたアスカは一夜明け、ロウ大会で組まれたフレアーとのシングル戦で勝利を飾り、王座返り咲きに自信を示した。

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強気のフレアーの野望を見事に打ち砕いた。王者リプリーが解説席付近で見守る中、アスカはフレアーとのシングル戦に臨んだ。バックブリーカーやネックブリーカーを浴びると、スープレックスやヒップアタック、スライディング・ニーの連続攻撃で反撃。場外戦で解説席にたたきつけられると、リプリーとフレアーの神経戦も始まった。リングに戻り、三角絞めやアスカロックと関節技を狙った。するとエプロンに上がってきたリプリーとフレアーが交錯。アスカはその隙を見逃さなかった。丸め込みを連発し、フレアーから3カウントを奪った。

ハイレベルの接戦を制したアスカが王座再戦の要求していたフレアーにひと泡吹かせた。ドヤ顔で勝ち誇ってみせると試合後には「シャーロットを倒したぞ! リアも見てたでしょ。シャーロットはリアとの王座戦を熱望してたけど、あれは私のタイトルよ」と前王者として、あらためて王座返り咲きに意欲を示した。

バックステージで起こったフレアーの要求が契機だった。「リアとシングル戦させて。私はピンフォールされてないから、厳密には負けてないわ」と前日のPPV大会の結果を踏まえ、強気に王座再戦を要求。WWEオフィシャルのソーニャ・デビルから「今日、アスカを倒したら考えるわ」と条件を付けられた。ここで目の前に登場したリプリーに対し、フレアーは「私がアスカを倒すから近くで観戦するといいわ。一騎打ちなら私が新王者よ」とふてぶてしい表情をみせていたが、王座奪回を狙うアスカの執念が上回った形となった。