ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が今夏に予定される正規王者との統一戦を見据え、本格的に動き出した。

11~15日まで北海道・札幌市内で同門の日本ミニマム級王者谷口将隆(27)、東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代大訓(26)、前日本スーパーバンタム級王者久我勇作(30)と一緒に強化合宿中。14日にはオンラインで報道陣の取材に応じ、11日にWBAから指令を受けた同級正規王者エステバン・ベルムデス(25=メキシコ)との統一戦について言及した。

4度目の防衛戦が今夏に想定されるという京口は「WBAの指令が優先されると思うので頑張ります」と、ベルムデスとの統一戦を想定していることを明かした。既に同じ英プロモート大手マッチルーム社と契約を結ぶWBO世界同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)と2団体統一戦が年内に計画されており「(ベルムデスは)WBO王者ソトとも似ている。同じ右構えだし、どちらに決まっても」とのスタンスを示した。

今回の札幌合宿では午前にジムワーク、午後に走り込みを中心としたフィジカルメニューを消化しているという。京口は「ジムワークではできない刺激で、体にスイッチを入れている。夏頃の次戦に向けてスプリント、瞬発力のフィジカルのメニューになっている」と現状報告していた。