08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(34=チーム・クロコップ)が「ミルコ魂」を胸にK-1ルールに初挑戦する。

9月20日、横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP2021 JAPAN~よこはまつり~」(日刊スポーツ新聞社後援)に参戦し、愛鷹亮(31=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦することが4日、発表された。

同日の都内で開かれたカード発表会見にH、ビデオメッセージで登場した石井は「試合は絶対に勝ちたいと思う。1日も無駄にせずに、次の試合、絶対に勝ちます。応援よろしくお願いします」などとコメントした。石井は10年11月、旧K-1時代のK-1 WORLD MAX決勝戦(東京・両国国技館)に出場し、総合格闘技ルールで柴田勝頼と対戦した経験があるものの、K-1ルールの試合は初めての挑戦となる。

14年8月、12月と2度、総合ルールで対戦した元PRIDE無差別級GP王者で、元K-1 WORLD GP王者クロコップ氏に弟子入りしたのが17年。以後、キックを中心に打撃トレーニングの指導を受けてきた。「ミルコからの打撃に関するアドバイスは秘密にさせてください」と前置きした上で、師匠がK-1初参戦した会場が同じ横浜アリーナだったこともあり「オレのK-1デビューと一緒だ! あの頃が懐かしい、と言われています」と特別な感情を抱かれながら指導を受けている。クロコップ氏の情熱も肉体に秘め、K-1ルールに乗り込む。