90年代、新日本プロレスに参戦していた米国人プロレスラー、ボビー・イートンさんが4日に死去した。

5日(日本時間6日)、WWEなどが発表した。62歳だった。死因は未発表ながら7月下旬に転倒し、指と腰を痛めて入院していたという。06年に心臓発作で入院したイートンさんは糖尿病、高血圧など健康上の問題を抱え、13年には手術も受けるなど入退院を繰り返していた。

17歳だった76年5月にデビューしたイートンさんは80年代、ヒールユニット「ミッドナイト・エクスプレス」で人気を博した。WCWなどを経て、93年5月に新日本プロレスで初来日。トニー・ホームと組み、馳浩、武藤敬司組、長州力、飯塚高史組らと対戦。93年6月にはホーク・ウォリアー、パワー・ウォリアー(佐々木健介)組のヘルレイザーズが保持したIWGPタッグ王座にも挑戦した。95年11月、新日本とWCWによる共催ツアーにも参戦し、蝶野正洋、ヒロ斎藤組の狼群団らと対戦した。

00年以降はTNAをはじめ、米国各地のインディー団体にもスポット参戦。15年10月の試合で現役引退していた。