人気覆面レスラーのスペル・デルフィン(54)が設立したYouTube専門の女子プロレス団体「2・5次元女子プロレス」(仮称)が26日、大阪市の心斎橋角座で入団オーディションを開き、9人の合格が発表された。

合格者の中には、過去にアイドルグループ「スカイループ」のセンターを務めた、ななみにこ(31)がいた。今夏放送の日本テレビ系ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」に出演。女優、グラビアなどマルチタレントとして活動中だ。

ななみは「ボクシングもやっているので、その経験を生かしたい。体力には自信があります。キューティーハニーのようになりたい」と意気込んだ。かつてプロレスなどに進出した女優インリン・オブ・ジョイトイも目標の1人だ。

その他の合格者には、松竹芸能のお笑いコンビ「ドキドキ☆純情ガールズ」のぽっぽ、高知県在住のバーの店長、元柔道日本一の経験がある総合格闘家、3人の子どもを持つラジオパーソナリティーら個性派がそろった。10月から大阪市内で合同練習を始め、半年後のデビューを目指す。

「2・5次元女子プロレス」は、まだ旗揚げされていないが、松竹芸能所属のお笑いコンビ「シンデレラエキスプレス」渡辺裕薫(53)も参画し、当面はYouTube専門でバーチャルプロレスに特化し、映像に効果音や文字入れをし、演出面で勝負していく。将来的には観客を入れた興行も視野に入れる。

デルフィンは「まずは練習でけがをしない体力づくりが目標。みなさんでプロレスという、1つの作品を手がけていきたい」と満足そうだった。【横田和幸】