KENTA(40)が、タンガ・ロアにロープを使って丸め込む“反則勝ち”で、6勝2敗とし、勝ち点12でトップに並んだ。

KENTAは、いつものようにレフェリーの見ていない隙に急所攻撃を浴びせ「ソ~リ~」と手を合わせる余裕を見せた。ところが終盤、相手セコンドの邪道の竹刀を取り上げ、攻撃に転じたところで急所への仕返しを食らった。劣勢から切り抜けると、ロアをコーナーに激突させ、レフェリーが見えないように片エビ固めに持ち込んだ。試合後はしてやったりの表情。「この試合をどう思うか、見ている人が決めればいい。俺は楽しかったよ。まあ、ああするしかないけどね。でも勝てて良かった」と振り返った。

この日リーグ戦のなかった飯伏に並び、18日の最終戦では直接対決となる。優勝を争う鷹木には敗れているため、勝利した上で、鷹木の結果次第となるが、初制覇に向け、伏兵KENTAが大きな1勝を手にした。