ボクシング日本バンタム級2位大嶋剣心(26=帝拳)が22年2月5日、東京・後楽園ホールで同級1位沢田京介(33=JBスポーツ)と同級王座決定戦に臨むと6日、発表された。

プロ7年目で初のタイトル挑戦となる大嶋にとって19年11月のエラニーノ・セミジャーノ(フィリピン)戦以来、約2年3カ月ぶりの試合となる。

所属ジム公式サイトを通じ、大嶋は「前の試合から紆余(うよ)曲折があり、2年3カ月ぶりの試合です。この長い間、強くなることだけをモチベーションに生活してきました。もちろん前の試合と同じ自分ではありません。自分でもどれだけ通用するのかわからないのですが、それを試すには最高のステージだと思っています」と強い意欲を示した。

日本バンタム級王座は今年7月に沢田が定常育郎(T&T)と王座決定戦で拳を交えたが2回負傷引き分け。同11月に再戦が組まれていたものの、試合2日前に定常が体調不良でドクターストップとなって試合中止となっていた。新王者が誕生しないまま空位が続いている。大嶋は「この2年間やってきたことが正しかったと、自分で自分に証明してあげられるような試合になればと思っています。長く動かなかった日本バンタム級のベルトを動かすのは僕だと信じて闘います」と意気込んでいた。