スマックダウン女子王者シャーロット・フレアー(36)が特別レフェリーの意図的ジャッジでナオミ(34)を撃破した。

ナオミが勝てば王座挑戦権を得られるノンタイトルのシングル戦だったが、フレアーが2分22秒、必殺技フィギュアエイト(ブリッジ式足4の字固め)で勝利を挙げた。

両者がリングに上がると、ナオミとの因縁が続くWWEオフィシャルのソーニャ・デビル(28)がチャールズ・ロビンソン・レフェリーから強権発動でレフェリーシャツに奪って特別レフェリーとなって試合開始。いきなりエルボーで先制し、コーナーでの踏みつけ、さらに逆水平チョップを追加。足4の字固めに入ろうとしたところで蹴られるとレフェリーのデビルと衝突してしまった。

そのまま場外に落下してしまったデビルが“怠慢レフェリング”を始めた。フレアーを抑えたナオミのフォールにカウントを入れることはなかった。そんな特別レフェリーの態度にイライラを爆発させたナオミに対し、フレアーは確実に足を捕獲し、フィギュアエイトで絞めあげた。すると即座にリングへ戻ったデビル特別レフェリーがナオミに確認もせずにギブアップと判断し、試合終了のゴング。ナオミとデビルの抗争を利用し、あざとくフレアーが勝利をつかんでみせた。

なおWWEオフィシャルのアダム・ピアースが団体経営陣とフレアー-ナオミ戦のレフェリングについて議論したとし、オフィスに戻ってきたデビルに対して次週のスマックダウン大会でナオミ戦を行うように通達した。その場にいたエリック・ビショフ氏もピアースの管理能力を高く評価していた。