プロボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)がビッグマッチに向けて心身を整えた。

9日にさいたまスーパーアリーナで行われる世界的スター、IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)との2団体王座統一戦に向け、8日に都内で前日計量に臨み、両者ともにリミット(72・5キロ)でクリアした。

約20秒間のフェースオフ、並び立った写真撮影を終えた村田は「あとは明日です。でも明日のことを今悩むのはやめます。明日の感情は明日になってみなければ分からないし、キリストも“明日のことを思い煩うなかれ”と言っていますし。明日は明日でまたいろいろと思い悩みながら過ごすことになるでしょうね」と所属ジム公式サイトで心境を示した。

計量に先立ち、両選手は抗原検査を受け、ともに陰性。ドクターチェックでも異常はなかった。村田は「計量を終わって、やったー! 飲み食い出来る! とはあんまりならないですね。今回は水分の取り方を注意しているのです」とこれまでと異なる回復方法を試していると解説。ペットボトル1本から時間をかけて摂取し、試合前に備えているという。その後、パスタとライスを食べ、疲労で疲れた肉体を癒やした。またデザートでプリンを口にし、夕飯にはうなぎを食べる予定も所属ジム公式サイトで明かしていた。