米総合格闘技ベラトールのバンタム級GP1回戦で敗れたRIZINバンタム級王者の堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)が今夏の再起戦を希望した。23日(日本時間24日)、米ハワイで臨んだ同GP1回戦でベラトール同級2位パトリック・ミックス(28=米国)に判定負け。一夜明けた24日(日本時間25日)、オンラインで日本メディアの取材に対応した。

ベラトール側は堀口の再起戦を年末に想定しているものの、堀口は「夏ぐらいにはできるのではないかと思います」と早期カムバックに強い意欲をみせた。ミックスが試合当日にライト級の体重となる155ポンド(約70・3キロ)まで戻していたと耳にし「自分は145ポンド(約65・7キロ)ぐらいでしたね。体重が軽いので、メシをばかばか食って筋肉をつけまくる。マッチョになる」とバンタム級仕様の肉体強化を目標に掲げた。

UFCでも堀口は1階級下のフライ級が主戦場だった。現在でも「階級を下げたとしてもいける」としながらも「注目度ないところでやっても」と、あらためてバンタム級にこだわる姿勢。一方で昨年12月のバンタム級タイトルマッチでの逆転負けに続き、ベラトールで2連敗となったこともあり「どんな形でも(再起戦は)勝つということを目標に掲げたいと思います」と強調した。

数日のハワイ滞在後には久しぶりに日本へ帰国し、数週間は滞在する予定だという。堀口は「心のリラックス? 釣りですかね」とまずは心身ともに蓄積した疲労を癒やす意向だった。