G1初参戦となったジュニア戦士、エル・ファンタズモ(35)がヒールユニット「バレットクラブ」の同門、高橋裕二郎(41)に逆転勝利を収め、リーグ戦初白星をゲットした。

ダンサーのピーターを引き連れて登場した高橋から「ピーターをやるから、試合に負けろ」と汚い交換条件を提示されると、トゥースイートポーズで応答。リング上に寝そべって「降参」するかと思われた。だが、相手の隙をついて丸め込みを連発。裏切りあいの火ぶたが切られた。

試合は、ヘビー級のパワーの前に劣勢。場外でDDTを食らうと、リングの方向さえかわからなくなる程のダメージを負った。19カウントでかろうじてリングに生還を果たすも、ピンプジュースなどを受けてグロッギー状態に。それでも、サドンデス(トラースキック)で一気に流れをつかむと、SHOの介入を退け、最後は15分39秒、コーナートップからのダイビングボディプレス「サンダーキス86」で逆転の3カウントを奪取した。

1勝1敗のイーブンに戻したファンタズモは、ピーターと勝ち点2の両取りに成功。バックステージにピーターを伴って登場すると「2ポイントゲットしたぜ!」とご満悦な様子。ますます調子づいた“ザ・ヘッドバンガ”(変人)が、リーグ戦をかき乱していく。