18年以来となるG1・4度目の優勝を目指す棚橋弘至(45)が、怒濤(どとう)の3連勝でブロック首位に躍り出た。

メインイベントとなったCブロック公式戦。ここまでのシングル対戦で連敗を喫していた、極悪集団「ハウス・オブ・トーチャー(HoT)」総帥のEVILと相対した。HoTお決まりの乱入や急所攻撃などの無法殺法に苦戦。それでも、とどめのEVIL(変形お外刈り)を寸前で返すと、最後は起死回生のグラウンドコブラツイストで丸め込み、3カウントを奪った。

19分1秒での決着後も、さらにお返しの金的攻撃をさく裂。恨みをその一撃に込めると、もん絶し、よつんばいで花道を引き揚げていく相手に、マッスルポーズを見せつけて勝ち誇った。

開幕戦での敗戦後、3連勝で勝ち点6とした。「初戦で負けて最後の試合で勝つ。一番かっこいいのをやってやりますよ」と話した通りの巻き返しで、ついに首位の座を確保。「こうして過ごさせてもらっている時間は1分1秒が大事な時間です」と、遅くまで応援してくれたファンへ感謝した。

この日も、先月30日の愛知大会に続いてエアギターパフォーマンスを3度披露。18日の日本武道館での最終決戦まで、棚橋の「LOVE&ENERGY」をかき鳴らし続ける。