日本スーパーフライ級王者中川健太(37=三迫)が初防衛に成功した。同級1位梶颯(24=帝拳)の挑戦を受け、3-0の判定勝利を飾った。

サウスポースタイルから中間距離で左ストレートを打ち込み続け、ジャッジの支持を得た。

中川は「明確に勝つ予定でしたが、最低限勝ててよかった。終わってみたらもう少しできたかなと思った。(王座戴冠)3回目はほめてくれるが、強い人はずっと防衛しますからまだまだ。世界戦できるように頑張ります」とほっとした表情を浮かべた。

4月の日本同級王座決定戦で久高寛之(仲里)に判定勝利し、3度目の同王座戴冠を果たしていた。7日に37歳を迎えたものの、昨年末からコンビを組んだ椎野大輝トレーナーとのフィジカルトレ効果で安定感が増したという。

「本当にきつい練習しているので、その成果が出たと思う。2日前に誕生日を迎えましたが、25歳ぐらいのようにもっともっと磨いていくので、よろしくお願いします」と決意を新たにしていた。