人気ファイターの朝倉未来(みくる、30=トライフォース赤坂)が15日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、フィリピンのボクシング元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ氏(43)から練習指導を受けた様子を公開した。

パッキャオは2015年5月に対戦。0-3の判定負けも、終始攻め続け「パンチはすべて見切っていた」と判定に不満を述べていた。

朝倉は、9月25日の総合格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」でプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)とのボクシングのスパーリング形式となるエキシビションマッチを控えている。

フィリピンに渡航した朝倉は、ジムでパッキャオ氏に見守られながらミット打ちをスタート。「肩を使いすぎている。リラックスして」「右足を次の動きに備える」などとアドバイスを受けた。さらにパッキャオ氏からお手本を見せられると、「足の動き見て。瞬間移動みたいになっている」と驚きを隠せない様子。「全然そういう習慣がない」「違う競技みたい」と、普段総合では見せない動きに戸惑いながらも、パンチと足の連動をすぐに吸収し「素晴らしい!」「パワーがあるね」と褒められる場面もあった。

「メイウェザーに当たるパンチ教えてほしい」と相談すると、特別なパンチを伝授された。この内容は、動画では非公開となっているが、「メイウェザーはすぐに打ってくるから、やっぱりスウェーがすぐにできるようにした方がいい」と、トレーニングメニューなどについてもアドバイスを受けた様子だった。

練習後は、パッキャオ氏からグローブにサインを書いてもらい、「すごいプレゼントをもらっちゃった」と目を輝かせた朝倉。最後の対談では、パッキャオ氏から「必要なものを得たら、もっと強いパンチが打てるよ。勝機はあるよ。強いもん」と、太鼓判を押されていた。