ボクシングの世界ライトフライ級王座統一戦の前日計量が10月31日、東京都内のホテルで行われた。11月1日にさいたまスーパーアリーナで開催される。

WBC王者寺地拳四朗(30=BMB)はリミット48・9キロから300グラムアンダーの48・6キロ、WBAスーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)は100グラム下回る48・8キロでともに一発でクリアした。

寺地は計量後、コンビニエンスストアで購入した参鶏湯をぱくついた。「今回は順調に(体重が)落ちましたね」。30歳を超えても減量苦とは無縁。「状態はいい」と自信を示した。

京口と「フェイスオフ」で顔を合わせた。「特にこれってないですけど、自分の方が上回ってるんで。これだけボクシングやっていたら、実力は分かる。自分が有利だと思う」と自信たっぷりに言い放った。

セミファイナルに臨むWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)と記念撮影する余裕もあった。「『次に統一戦をやろう』と言われた。目標は4団体統一だけど階級を上げて複数階級(制覇)も考えている」。

まだまだ伸びしろを感じている。「35歳ぐらいまではやるつもり。ピークはまだあるんじゃないか。知らないこといっぱいあるし」。ビッグマッチを控えてもいつものような拳四朗だが、その全身からは「自信」がみなぎっていた。