「チーム東スポ大好き」のフキゲンです★、鹿島沙希組に日刊スポーツが突撃した。

門前払いを受けそうになったが、名前を覚えてもらい、何とか次につなげることに成功した。

ゴッデス・オブ・スターダム・タッグリーグに出場した2人は、中野たむ、なつぽい(meltear)組と対戦。いつものように東スポを手にリングに登場。ところがこの日は表紙を飾った「週刊プロレス」を持った中野、なつぽいの登場に怒り爆発。ゴングが鳴る前からリング上でぶつかり合った。

「新聞対雑誌」では分が悪く、すぐにビリビリに。「こっちの方が丈夫だ」と週刊誌を奪い、先手を取った。それでも勢いのある、たむぽいコンビにあっさり3カウントを奪われてしまった。

2人は昨年から「チーム東スポ大好き」を名乗り、リーグに参戦。黒い衣装を身にまとい、鬼の形相で向かってくる鹿島と、ヒールユニットの大江戸隊に移籍後、技に激しさの加わったフキゲンです★の迫力あるコンビだ。

そんな2人に試合後日刊スポーツ記者が、立場をわきまえず? 突撃。敗れて1勝4敗となり、ムードの悪い中「チーム日刊スポーツ大好き」に鞍替えを願い出たが「日刊スポーツ? 知らねえよ」と鹿島に一蹴された。ところが、この日は紙面を引き裂かれてしまっただけに「負けたのは東スポのせいだよ」と終始“ライバル紙”にフキゲンだった2人。ここはチャンスと本紙を差し出そうと試みるも「週刊誌みたいに分厚くて破れないのか?」と聞かれ、答えられず…。さらに「1面にしてくれるのかよ」と突っ込まれ「それも…」と返答に困り、アピール失敗となった。

それでも最後に「鹿島選手、いつもおキレイですね」と声をかけた。予想外の質問に、ヒールレスラーが一瞬照れたようにも見えるも、その後険しい表情でにらみつけられた。身の危険を感じたが、去り際に「日刊スポーツ、覚えておくよ」と残し、消えていった。何とか印象付けることに成功か。次回は引き裂かれないようにテープでしっかり補強した本紙を持って再チャレンジしたい。【松熊洋介】