昨年10月1日に79歳で死去したアントニオ猪木さん(本名猪木寛至)の愛弟子、藤波辰爾(69=ドラディション)が、師匠の叙位・叙勲をお祝いした。

31日、東京・後楽園ホールで開催されたプロレスリングヒートアップの後楽園大会に出場。今月23日に都内で猪木さんに対する「従四位」と「旭日中綬章」の伝達が遺族に行われたことを受け、「おめでとうございますというところ。プロレス界にとって名誉なことです」と喜んだ。

一方で「国民栄誉賞をあげてほしかった」と、正直な思いも吐露。「誰よりも日本人に勇気を与えた。そこに貢献した人だと思うから、本来はそこをね…。総理に匹敵するかどうかという人」と口にした。

猪木さんの人柄については「こういう賞よりは行動で示す人」と振り返り、「猪木さんは本当に頑張ってくれた。これから我々も猪木さんのやられたことを受け継いでいければ」と、自覚を口にしていた。

猪木さんの叙位・叙勲は、亡くなった昨年10月にさかのぼる。日本人プロレスラーとしては初の快挙。政治家としても活躍し、国や公共に対する功績を評価された。