格闘家としても活動したタレントのボビー・オロゴン(49=ナイジェリア)の「刺客」が東京初進出試合に臨む。オロゴン自ら個人マネジャーとなるプロボクシング日本フェザー級4位リドワン・オイコラ(25=平仲/ナイジェリア)が3月20日、東京・後楽園ホールで日本同級19位李鎮宇(26=角海老宝石)と同級8回戦で対戦すると1日、発表された。既に日本で3試合しており、昨年9月には現同級5位渡辺大介(ワタナベ)を下している。1月の最新ランキングで同級4位に入ったばかりだ。

通算戦績は11勝(6KO)1敗1分け。北海道・札幌で1試合、沖縄で2試合を戦い、今回は東京初進出試合となる。同日、都内で開催された興行発表会見にオンラインで登場したオイコラは「東京初試合を楽しみにしている。東京のファンのみんなを楽しくさせたい。エンターテインメントとして見て盛り上げたいと思う。これは1つのステップ。必ずチャンピオンになる」と強い意気込みを示した。

対戦相手の李は21年全日本スーパーフェザー級新人王で9勝(4KO)無敗のホープ。個人マネジャーを務めるオロゴンもオンラインで会見に参加し「日本からタイトルを取り、世界タイトルを取ることが目的。どこまで日本で通用するのか。思い切り勝負させたい」と太鼓判。オイコラに向けて「李選手は良いファイター。今回はすごく良い試合になる思うが、油断してはダメだとアドバイスしたい」と口調を強めた。

オイコラは「(所属ジム)平仲会長は元世界王者でプロモーターとしてもサポートしてくれている。心と体の準備はできている。最初の3回で仕留める。そういう自信がある」と気合十分。一方の李は「最初の3回は気を付けたい。強そうだし、強いと思う。(オイコラが)フェザー級の上位ランカーなので下克上したい」と意欲を示していた。