プロレスリング・ノアの武藤敬司(60)が21日に控える引退試合(東京ドーム)を前に大腿(だいたい)部を肉離れしたことを明かした。

1日、都内のホテルで開催されたK-1の年間表彰式「K-1 AWARDS 2022」に出席し、敢闘賞に選ばれた女子フライ級王者KANA、バンタム級王者黒田斗真のプレゼンターを務めたが、壇上に設置されたいすに着席するシーンが多かった。

GHCヘビー級王者清宮海斗とともに「大役」を終えた武藤は「10日前に大腿(だいたい)部を肉離れしてピンチですが(KANAと黒田の)2人からエネルギーをもらいました」と負傷の状況を説明した。1月21日には横浜アリーナで武藤の化身グレート・ムタが6人タッグ戦で引退試合に臨んでいた。

21日の引退試合は新日本プロレスの内藤哲也とのシングル戦となる。チケット売れ行きについて武藤は「ドームはそこそこチケットは売れて」と報告。さらに引退試合のライブ配信が昨年6月の那須川天心-武尊戦と同じくABEMAのPPV配信となり「昨年の天心-武尊戦のPPVが50万人以上の視聴者だと。それにあやかってPPVで配信するので興味のある方、見てください」とPRも忘れなかった。