東京・池上本門寺の「節分追儺(ついな)式」が3日に行われ、3年ぶりにトッププロレスラーたちが「豆まき」共演した。

プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者清宮海斗(26)、全日本プロレスの3冠ヘビー級王者宮原健斗(33)、スターダムのワールド王者ジュリア(28)ら6人のプロレス関係者が集結し、5分間で3万粒の豆まきを敢行。日本プロレスの始祖、力道山が眠り、プロレスとゆかりの深い場所として知られる同寺で、除災得幸(じょさいとっこう)を祈願した。

例年、著名プロレスラーが参加してきた恒例の年始イベントだが、コロナ禍の影響で近年は中止となっていた。この日は、多数のファンも参拝。早くから舞台を取り囲むように黒山の人だかりをつくった。

2度目の参加となった清宮は、「久しぶりなので戻ってこられたなと。楽しかった」と笑顔。式の前に住職から「鬼は外ではなく己の心の中にいる」という言葉をもらったといい、「おかげでスッとする気持ちになった。すごくよかった」と、プロレスにもつながる収穫があったことを明かした。

12日には大阪大会で選手権試合を控える。「1日1日が大事。今日もファンの方にたくさんの福を頂いた」と、開運を祈願。消滅が懸念される新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカとのシングルマッチ(21日、東京ドーム)についても、「絶対に実現させる」と力強く話した。

式には新日本の天山広吉、力道山の孫のプロレスラー百田力、元プロレスラーの小橋建太氏らも出席した。