新日本プロレスは6日、AEW(オール・エリート・レスリング)との合同興行「Forbidden Door」(現地時間25日、カナダ・トロント)で開催される一部カードを発表した。「レインメーカー」オカダ・カズチカが、元WEヘビー級王者ダニエル・ブライアンことAEW所属のブライアン・ダニエルソンと対戦が決まった。

オカダは「AEWとの合同興行の楽しみなカードが決まったなと思います。昨年もForbidden Doorやりましたけれども、ジェイ(・ホワイト)だったり、アダム・コールだったり、ハングマン・ペイジだったり、戦ったことのある相手との試合だったんですけれども、今回は初めて戦う相手ということで。まあ、AEWのスターと戦えるということで、すごく楽しみに思っております。でも、これは対抗戦であると思いますので、しっかりと新日本プロレスを背負って、新日本プロレスの勝利を、新日本プロレスファンの皆さんと分かち合いたいと思います」とコメントした。

今回の対戦を巡っては、4日の新日本の大阪城ホール大会に出場したオカダに対して、試合後にダニエルソンがビデオメッセージで対戦を要求していた。ダニエルソンは「お前が素晴らしいレスラーだということはわかっている。この俺がお前の実力を査定してやるよ」とVTRでコメントしていた。これに、オカダは「ちょっとうれしいですね。ボクのこの戦いのレスラーとしての良さが、いままで闘ったことのない人にも届いてるっていうのはすごいうれしいことですし。まあ、好きなだけで見てください。感じてください。査定してください。それを上回ることほどのことをやってきたという自信もありますし、それが新日本プロレスだっていうのをしっかりと味わわせたいなと思います」と日本の意地を見せる。

全世界中が注目するドリームマッチ。「いろいろなドリームマッチっていうのは、いままでこのプロレスの歴史であったと思いますけども、世界に届くドリームマッチっていうのも少ないのかなと思いますし、そういう闘いをボクができるっていうのはすごくうれしく思います。ただね、それだけやっぱり世界の人が注目してくれる闘いですから、もちろんその中でオカダ・カズチカを知らないっていう人たちもいると思いますし、ホントに気持ちとしては日本代表じゃないですけど、日本のプロレスの良さっていうのを、世界のプロレスファンに届けるような闘いをしたいと思いますね」とうなずいた。

そして、最後にダニエルソンへ英語でメッセージ。「誰が世界最高なのかをハッキリさせようぜ」と言い、会場を後にした。