プロボクシングIBF世界フライ級王者矢吹正道(33=緑)が12月27日、愛知県国際展示場で同級1位の元世界王者フェリックス・アルバラード(36=ニカラグア)と初の防衛戦に臨むと31日、発表された。今年3月、IBF世界ライトフライ級王座を保持したまま、IBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)に挑戦し、12回TKO勝利で日本人初の2階級同時制覇王者となった。同4月にはライトフライ級王座を返上し、フライ級への正式転向していた。

IBFから対戦指令の出ていたアルバラード戦は入札が行われ、MPプロモーションが3万ドル(約450万円)で興行権は落札されていた。当初は開催日時が11月22日(日本時間23日)、メキシコ・エルモシージョと海外メディアに報じられた。落札額の王者側65対挑戦者側35の分配で、矢吹のファイトマネーが1万9500ドル(約295万5000円)という世界戦として異例の低額になることも伝えられていた。

この間、矢吹陣営は国内開催を目指して粘り強く交渉を続け、最終的には、これまでプロモートを続けてきた元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(38)運営のボクシング興行「SAIKOU×LUSH」が興行権を買い取り、矢吹の希望通りに国内開催となった。

一方、挑戦者アルバラードはIBF世界ライトフライ級王座を獲得し、2度の防衛に成功した実力者。世界戦で2度来日し、13年大みそかにWBA世界同級王者だった井岡一翔に挑戦も判定負け。19年5月にはIBF世界同級王者として小西伶弥との初防衛戦に臨んで判定勝利している。