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 STARS2012開幕戦>◇7日◇東京・新木場1st

 RING

 12年初の新人となる宝城カイリ(23)がデビューした。ヨットでインターハイ準優勝、大学では世界選手権に出場と、プロレスラーとしては異色の経歴を持っており、就職活動をして内定も決まっていたが「諦めない心は大切だということをいろんな人に知ってもらいたい」と辞退して夢を追う道を選んだ。女優としても活動しており、舞台で女子プロレスラーの役を演じたことでプロレス入りを決意した。「打たれ強く気迫のある選手」を目指す宝城は、目標とする愛川ゆず季(28)をデビュー戦の相手に指名。蹴りで押されながらも、気持ちをこめたエルボーで向かっていった。また、ヨット部出身らしく船のいかりをイメージした変形の逆片エビ固めも決めたが11分12秒、ゆずポンキック・ブルー(後ろ回し蹴り)から片エビ固めで敗れた。試合後、愛川から「同じニオイがする選手」とユニット入りを誘われた。試合後の宝城は号泣。「デビュー戦は自分の力を全部出し切れたので悔いはない」と試合を振り返り「女子プロレスに入るきっかけとなったゆず季さんにそう言っていただいて嬉しくて仕方がない」と、愛川、美闘陽子と一緒にユニットで活動していけることを喜んだ。