<全日本:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール◇観衆1012人

 第2回王道トーナメントが開幕し、3冠ヘビー級王者ジョー・ドーリングや、秋山準が1回戦負けするなど波乱のスタートとなった。

 ドーリングはメーンで潮崎豪との激闘の末、19分48秒、剛腕ラリアットから片エビ固めで敗れた。潮崎は「3冠チャンピオンを倒したんだから文句ないだろう」とコメント。秋山は新鋭の宮原健斗に、アゴへの膝蹴りからブレイクハートを決められた。諏訪魔はジュニア王者の青木篤志を破り2回戦進出。諏訪魔は「あいつ(青木)の向かってくる姿勢を全日本入りしてから初めて見た。あいつの分まで優勝するよ。まずは順調なスタート」と話した。

 ジュニアの鈴木鼓太郎がKENSOを破り、2回戦進出を決めた。鈴木は「デカいとかプロレスに関係ない。ジュニアがヘビー級に負けるのが当たり前と見られるのはいや。次はスーパーヘビー級だな」とニヤリ。