高校生史上初のアマ7冠を獲得した井上尚弥(19=大橋)がプロデビュー戦となる東洋太平洋ミニマム級7位クリソン・オマヤオ戦(10月2日、東京・後楽園ホール)を前に27日、練習を公開した。

 所属ジムの大橋秀行会長(47)も世界戦並みの緊張感を漂わせている。所属選手の世界戦前に必ず悩まされる痛風が発症。「自分が一番緊張している。ストレスがたまると痛風が出るんで」と話した。台風17、18号も北上中。対戦相手のオマヤオはフィリピン人のため「台風で万が一、来日できなかったら大変」と深まる悩みと痛風の痛みで疲れ切った表情をみせていた。