右脚を負傷した大関高安(27=田子ノ浦)と西前頭4枚目の宇良(25=木瀬)は3日目の12日、ともに休場した。

 高安は「右大腿(だいたい)筋群損傷で3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出。15年秋場所以来2度目の休場で、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「内転筋の肉離れ。再出場は考えていない」。九州は初のかど番となる。宇良は「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷」との診断で15年春の初土俵以来、初の休場。全治はまだ分からず、師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)は「歩いて帰ってこられたので、たいしたことないと思いたい」と話した。

 ◆懸賞取りやめ 日本相撲協会は12日、秋場所3日目から休場した大関高安の一番に懸けられていた20本の懸賞のうち4本、人気の平幕宇良の一番に懸けられていた10本のうち3本が取りやめになったと発表した。残りは他の取組に変更になった。