19日に千葉県船橋市の路上で自転車とともに倒れたところを発見され、頭部の緊急手術を受けた元大関若嶋津の二所ノ関親方(60=本名・日高六男)の容体について、部屋付きの湊川親方(元小結大徹)は21日、投薬の量を減らして自呼吸をうながすようにしていることを明かした。

 湊川親方は船橋市内の病院前で対応し「当初は眠っている方が数値が安定するので、そういう(薬で眠らせる)処置をしていただき、今は(酸素)マスクをしていますから、少しずつ薬を抑えて、自呼吸するように徐々に変えていっている」と説明した。

 現在もまだ集中治療室(ICU)に入ったままだが、体をたたいたり、つねると反応があるそうで「意思で動いているか分からないが、体がちょっと反応し、少しずつ体を伸ばそうという気持ちが見える」と話した。

 精密検査を受けることができないため、詳しい症状は分かっていない。湊川親方は「1日でも早く、少しずつでも良くなってほしい。親方も頑張っている。早く目覚めて、自力で立てるぐらいに頑張ってほしい」と願った。