日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、元幕内翔天狼(35=藤島)の引退と、年寄「春日山」の襲名を承認した。

 モンゴル出身で2001年春場所初土俵の翔天狼は、幕内在位25場所で敢闘賞を1度受賞。今年8月に日本国籍を取得し、親方になる資格を得ていた。だが、今夏からがんを患っていることが判明し、治療に専念。今年の秋場所と九州場所を全休し、来年の初場所の番付は西三段目81枚目まで降下していた。