日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は1日、長野県内で1月上旬に自動車を無免許で運転中に追突事故を起こした疑いがある十両大砂嵐(25=大嶽)に対し、相撲協会危機管理委員会が既に3度聴取したと発表した。警察の捜査、検察の処分決定後に相撲協会の処分を判断する。それまでは自宅謹慎となった。

 鏡山部長によると大砂嵐は聴取に対し、事故の報告を怠った非は認めているが、無免許運転は否定しているという。同部長は「弁明の内容は二転三転しており、疑問点が多くて信用しがたい内容」と話した。

 大砂嵐関は長野県警に対して「自分が運転していた」などと容疑を認めたとみられる。県警は、有効な運転免許証を所持していなかったとみて書類送検する方針。相撲協会は現役力士による自動車、バイクの運転を禁じている。