横綱鶴竜(32=井筒)が、東前頭3枚目琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を下して、初日から無傷の6連勝を挙げた。

 鋭く踏み込んできた琴奨菊の立ち合いを正面から受けた。右脇を差されて右上手が取れなかったが「うまく回り込めた」と、前に突っ込んでくる勢いを利用して右に回り込んで突き落とした。

 6日目を終えて全勝は平幕の魁聖と2人だけ。白鵬、稀勢の里が初日から休場で、1人横綱として土俵上を締めている。安定した相撲内容が続いていて「これを続けていきたいと思います」と淡々と話した。初場所で負傷した右手の指も「大丈夫ですよ」と不安視しなかった。