東前頭16枚目北勝富士(25=八角)が2連勝と好発進した。

 西十両筆頭明瀬山(32=木瀬)にもろ差しを入れられ主導権を握られたが、粘って突き落とした。「負けたと思った。あんな状態では普通、勝てない。(結果オーライ)そういう部分はある」と振り返った。

 自己最高位は初場所の東前頭筆頭。先場所は11日目から「頸椎(けいつい)椎間板ヘルニア、右大腿(だいたい)四頭筋肉離れにより休場を要する」との診断書を提出して休場し、新三役を目の前に大きく番付を落とした。幕尻近くの今場所は「完全復活したい」と意気込む。「自分がいた地位に(他の力士がいることが)悔しかった。この番付でも優勝を狙うつもりで頑張りたい」と高みを見据えた。