日本相撲協会はこの日から、関取衆が場所入りする入り口を、観客と同じだった正面側から、関係者しか立ち入ることができない裏口にあたる関係者駐車場側に変更した。

 ごひいきの力士の入場を、炎天下の屋外で待つ来場者が体調不良を訴え、会場内を含め熱中症で病院に搬送されるケースが発生しているための緊急措置となった。

 この告知を周知させるため、正面入り口付近では「ご来場の皆さまにご案内致します。熱中症にかかる危険度が高い中、力士の入場待ちをされるお客様の体調を考慮し、正面からの力士の入場を中止することに致しました。ご理解くださいますよう、お願いいたします」というアナウンスが終日、流された。気象庁の発表によると、名古屋ではこの日、午前9時には30・9度を観測。午後2時24分には、この日の最高気温37・5度に達する猛暑日となっている。