日本相撲協会は25日、名古屋市のドルフィンズアリーナで大相撲秋場所(9月9日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、元小結の常幸龍(29=木瀬)ら4人の十両復帰を決めた。

 元小結常幸龍の14場所ぶりの十両復帰が決まった。三役経験者が三段目転落後に十両へカムバックするのは明治以降初めて。けがに悩まされた苦労人は「迷惑をかけた人たちに恩返ししたい。ここからがスタートです」。14年1月に誕生した長男の心絆ちゃんと、巡業で一緒に土俵入りをするために子供用の化粧まわしを用意したが、実現できないままだった。「早く土俵入りがしたい。次は幕内を目指す」。今年2月には第2子の次男も誕生、父親の強さを見せたい。