大相撲秋場所(9日初日、東京・両国国技館)で大関とりに挑む、関脇御嶽海(25=出羽海)が5日、都内の部屋で日本ボウリング場協会からボール、シューズ、バッグ、100ゲーム分のボウリング無料券などをプレゼントされた。

御嶽海がボウリング好きの縁から、ボールは希望の14ポンドのもので、今後、自身の指に合わせて穴を開けてもらい、シューズは29センチで右投げ用と、完全に御嶽海に合わせたものとなる。ベストスコアが東洋大時代に出した201という御嶽海は「ボウリングはよく行くので、めちゃくちゃうれしいです。これでスコアが上がるかな。スコアが上がったら報告します」と、集まった報道陣を前に笑顔で話した。

朝稽古後の部屋で行われたプレゼントの贈呈式には、トーナメント通算3勝の名和秋、公式戦で300点満点を出したこともある渡辺けあきの人気女子プロボウラー2人も同席した。名和は「相撲は詳しくないんですけど、これを機に見たいと思います。お相撲さんのボウリングはパワフルだと思うので見てみたいですね」と笑顔。渡辺は「相撲は何度か国技館で見させていただいたこともあります。御嶽海関とは同い年で、先場所の優勝も『すごいな』と思ってテレビで見ていました。平成生まれ初の横綱になってほしいですね」とエールを送っていた。

贈呈式の途中には、互いの投球フォームを確認するなど、終始和やかなムードだった。プレッシャーのかかる大関とりの秋場所初日を間近に控えた中だったが「(大関とりに)いい弾みになった。平成生まれの日本人で初めて優勝できたので、波に乗ってどんどんいきたい」と、力に変えていた様子だった。