大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は8日、九州場所(11日初日、福岡国際センター)に向けて、福岡・大野城市の部屋で四股など基礎運動を中心に汗を流した。

前日7日は境川部屋で東前頭筆頭の妙義龍と、6日は九重部屋で西前頭筆頭の北勝富士と稽古重ねていたこともあり、疲労を考慮してコンディション調整に努めた。その後は、九州場所前夜祭に参加し、土俵入りを披露した。

今月に入り、今場所で対戦が予想される上位陣ら他の部屋の関取衆と稽古を重ねた。状態について問われると「やれることはしっかりとやってきたし、しっかりと初日へやっていきたい」と、これまでの調整にも納得の様子に加え、初日までの調整にも余念がないことをうかがわせた。