大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)と、師匠の宮城野親方(61=元前頭竹葉山)が8日、東京・両国国技館の日本相撲協会を訪れ、コンプライアンス委員会の外部委員らからの聴き取りに応じた。

3月の春場所千秋楽で、白鵬が優勝インタビューの際に三本締めした問題を受けてのもの。聴取は師弟別々にそれぞれ約1時間半、実施された。春巡業に参加中の白鵬は、移動日のこの日だけ離脱。聴取に応じたことを認めつつ「今、何時ですか」と取材陣にたずねた後に「これから(巡業に)帰ります」と話し、足早に9日、春巡業富士山場所が行われる静岡市へ向かった。宮城野親方とコンプライアンス委の青沼隆之委員長は「今は話せない」とだけ語った。