東前頭6枚目の千代大龍(30=九重)が、同9枚目の松鳳山(35=二所ノ関)を寄り切り、5勝目を挙げた。左四つで互いの動きが止まったが、相手の投げに乗じて、一気に体を寄せた。「あのタイミングは出し投げか、足を蹴ってくるか。どっちがくるか。そこから自分の足がついていった。内容は悪いけど、(結果は)良かったです」と振り返った。

「酒を飲まないので、錦に行く必要がない」と言い、午後9時には寝ているという。「今は番付を下げているので、上位に戻りたい。横綱大関ともやりたいし、結びの一番で立っていたい。そのためにも勝ち星を挙げたい。最近は暴飲暴食もない。先場所は200キロ近くだったけど、今は192キロないくらい。いい感じできています」。勝ち越しまであと3勝とした。