貴景勝は三役以上で唯一、1敗で序盤5日間を終えた。ここ1年の対戦成績が拮抗(きっこう)している玉鷲を相手に、立ち合い当たって左から突き落とし。

難なく4勝目を挙げ「しっかり踏み込めた。あとは土俵をうまく使えたと思う」とうなずいた。両横綱が不在となった今場所。看板力士としての責任については「そういうのはない。自分にだけ集中する。15日間の中で一番集中しきった力士になりたい」と信念を語った。