関脇御嶽海(27=出羽海)が、大関への出世争いを頭の片隅に置いて? 白星発進した。同学年の前頭北勝富士を立ち合いから圧倒。相手のおっつけにも体勢を崩さず、右をのぞかせて一気に押し出した。

先場所11勝で今場所も優勝候補の一角となる実力者は、快勝にも「良かったと思う。しっかり前に出られた。初日なのでここからいくしかない」と、表情を変えず淡々としていた。

正代と大栄翔、自身を含めて3人の関脇による出世争いにも注目が集まっている。「次期大関」の筆頭は、大関争いについて「ひそかに思っていけばいい」と、平常心を示した。