大関貴景勝は新鋭の琴勝峰を退け、1敗でトップを守った。埼玉栄高の3学年後輩に対して、押し合いからタイミングよく突き落とし。2場所連続の2桁勝利も決めた。2横綱、2大関が不在となった場所で、1人大関として終盤戦も優勝争いを引っ張る。

▽八角理事長(元横綱北勝海) 貴景勝は今日も相手を見て押された。いなしも多くなって(本来の)動きがなくなってきたような気がする。立て直すためには明日(12日目=宝富士戦)思い切って行って、いい相撲を取ること。優勝争いは貴景勝次第でしょう。