大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)をかど番で迎える大関正代(29=時津風)が22日、都内の部屋で相撲を取る稽古を行った。幕下以下の力士相手に計10番(全勝)。左四つや右四つ、立ち合いからの一気の押しに加え、土俵際での引き落としなど感触を確かめるように相撲を取った。

新大関場所だった11月場所を左足首負傷で途中休場して以降、相撲を取る稽古を再開したのは前日の21日からだったという。「とりあえず痛みは感じない。だんだん番数も増やして、いろいろな相撲が取れるようにしたい」と、ここから感覚を取り戻していく。痛みはないが、違和感は多少あるようで「後ろにいくのがまだちょっと。遅れる感覚もある。ちょっとずつ残すように、これからの相撲の中でやっていきたい」と課題を話した。

現在は左足首にテーピングを施して稽古しているが「最終的には巻かずに相撲が取れたらなと思っている。少しずつ緩く巻けたら」と話した。前回は参加した、国技館の相撲教習所で行われている合同稽古には今回不参加だが「特に違和感はない」と焦りはない。