4月に引退した元関脇琴勇輝の君ケ浜親方(30=佐渡ケ嶽)が9日、リモートでの会見に臨み「張り詰めて土俵に上がり続けたので、安堵(あんど)感がある」と心境を語った。左膝の大けがを乗り越え、突き押し相撲を武器に幕内在位は33場所。直近1年では両肘のけがにも苦しみ、春場所で幕下に陥落していた。「土俵に上がるのが怖いなとなってきた。勝負師として、力士として終わり」と決断の理由を説明した。引退後は部屋付きの親方として後進の指導に当たっており「けがしない体作りを伝えていけたら」と話した。
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