小結大栄翔(27=追手風)が、我慢の四つ相撲で今場所初白星を挙げた。

東前頭4枚目霧馬山の張り差しで組み止められると、四つ身の展開になった。左四つから右上手を引きつけると、外掛けで崩しながら寄り倒した。

突き押し相撲を信条とするだけに「内容は本当に悪いので、修正していかないとダメ。我慢できたのは良かったが、突き押し相撲なのでしっかり突いていかないといけない」と猛省。ただ、突き押しへ本格的に転向したのはプロ入り後で、埼玉栄高時代は四つでも取っていた。「高校生のころの話なので。高校の相撲がプロ、上位で通用しないと思うので…どうなんですかね」。

この日の取組で12年初場所の初土俵から、連続出場が700回となった。「知らなかった。そう聞くとそんなに長い回数なんだなと思いますし、これからもケガなく取っていきたい」。1月の初場所では13勝2敗で初優勝。優勝経験を持つ27歳は、3日目以降に向けて連勝を目指す。