大相撲夏場所で2場所連続、4回目の優勝を飾った大関照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が24日、東京都内の部屋からリモートで一夜明け会見に臨んだ。膝のけが、内臓疾患などで序二段まで落ちながら、前例のない鮮やかな復活劇。名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)では綱とりに挑む。

-昨夜は眠れたか

照ノ富士(以下照) そうですね。ゆっくり休めました。

-気持ちはほぐれた

照 いつも通りです。

-実感は

照 初めてなので大関での優勝。大関での優勝ないと、次の番付見えないと思っていた。よかったと思います。

-次に向けて

照 そこを目指して頑張ってきて、あと1歩まできているんで。全力を出し切って頑張っていきたい。

-何が優勝に

照 必死にやってきたことが結果につながってるんじゃないですかね。今のできること、やりきったと思います。

-相撲内容では

照 すべて力を出し切ったことじゃないですか。必死にやってることがよかったと思います。

-苦しかったのは

照 ないです。

-独走状態から決定戦は

照 常に言っているようにその日のことしか集中していなかった。昨日は本当に体に任せてって感じだった。考えてどうこうではなかった。本当に一生懸命、全力を出し切るしかなかった。(決定戦の立ち合い、かち上げも)反応ですね。

-敗れた2番、師匠の伊勢ケ浜親方が審判長

照 親方の立場もありますし、ちゃんとした判断をしなければいけないのもありますし、そういう相撲をとった自分が悪い。そう気持ちを切り替えた。

-来場所が綱とり

照 普段やってきたことしか場所で出ない。しっかり準備して、次の場所に臨みたい。

-名古屋は15年新大関場所

照 できることを精いっぱいやって、場所を15日間務められたらと思います。

-15日間の精神面は

照 特に変わったことはなかった。

-名古屋までは

照 同じ感じでいけたらと思っている。

-横綱を一発で決める思い

照 できたらできた、できなければできなかったで、力を出し尽くすだけ。

-前日の優勝インタビューでは「覚悟」も示した

照 いつ何が起きるか分からない状態で土俵を務めている。だからこそ、心の準備をしなければいけない。いつやめてもおかしくない。やめても自分で納得する状況にしなければならない。それだけです。