西前頭3枚目琴ノ若(23=佐渡ケ嶽)が秋場所10日目の21日、日本相撲協会に「左膝内側側副靱帯(じんたい)、左膝内側半月板損傷により全治10日間の見込み」との診断書を提出して休場した。

祖父に元横綱琴桜、父に師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)を持つサラブレッド。先場所12勝を挙げて今場所は自己最高位に躍進し、初めての横綱、大関戦を経験していた。前日9日目は宝富士に敗れて、3勝6敗。8日目には大関正代を破るなど存在感を示していた。

休場は昨年7月場所以来2度目となった。

10日目の対戦相手、小結高安は今場所2度目の不戦勝となる。

今場所の十両以上の休場者は、新型コロナウイルス感染者が出て全休措置が取られた横綱白鵬ら宮城野部屋勢を含め、11人(再出場を含む)となった。