日本相撲協会は7日、22年1月から「オフィシャルパートナーの取り組み」を開始し、3つのカテゴリーで最上位となる「オフィシャルトップパートナー」として大手飲料メーカー「伊藤園」と契約を締結したことを発表した。

協会にとって初めての試みで「参画企業は広告スポンサーとしての枠組みを超え、日本相撲協会と協力し合い、広告媒体としての位置付けだけでは計ることができない価値の創造を目指します」と説明した。伊藤園と締結した理由については「ともに日本で1千年以上の歴史を紡ぎ、高い格式と伝統を備える国技の相撲と伝統飲料のお茶は、日本が世界に誇るべき文化という共通項を持っています。両者が協力し合うことで、世界中にその魅力を届け、発展につなげることができると考え、当社は『オフィシャルトップパートナー』として参画させていただくこととしました」とした。

「オフィシャルトップパートナー」となる同社は今後、年6回の本場所すべての会場内でさまざまな場所に広告を掲示する。本場所中には館内に「お~いお茶」専用ブースを設置し、お茶にまつわる情報を発信。両国国技館で開催する初場所、夏場所、秋場所では「お~いお茶」オリジナルまわしをつけて、土俵入りをしているように撮れるフォトブースを設置する予定とした。

最上位の「オフィシャルトップパートナー」以外には「オフィシャルパートナー」、「オフィシャルスポンサー」があるという。